イベント用スマホARアプリのインターフェース設計とディレクション

イベント用スマホARアプリのインターフェース設計とディレクション

小売業の店舗がクリスマスの時期に展開する催事のコミュニケーションのためのツールのひとつとしてアプリケーションの導線設計ならびにインターフェースの制作を担当しました。事前にすでにある程度の整理と要件をまとめた状態でお話を頂いたので早々に設計にはいることができスムーズな案件でした。

スマートフォンのブラウザベースでAR機能を使用してジャイロ機能を用いたアニメーション制御を行い、送り手が入力した情報に合わせて受け手側で閲覧した際に表示されるデザインやアニメーションに分岐を入れて、受け手側のバリエーションを豊かなものにしました。

開発会社はすでに決定しておりましたので、開発会社のエンジニアの方と、アプリケーションの表現方法や詳細なふるまいについてスケジュールと相談しながら実装範囲を選定して進めさせていただきました。ひとつスマートフォンブラウザでカメラ機能やジャイロ機能で勉強になったのは、Android端末では特に問題なかったのですが、iOSでの実装時に、iOS12.1以下であれば実装するコードに記述することでカメラ機能やジャイロ機能を利用でき、iOS13以上であればアプリケーション側でユーザーに「許可」させることでカメラ機能やジャイロ機能を利用できるのですが、ピンポイントでiOS12.2以上13未満の場合には事前にユーザのSafariの設定を変更する必要があり、外部からコントロールできないという問題がありました。

普及率の問題もありますが、この問題に関しては別途分岐条件を実装し、iOS12.2以上13未満の場合にはカメラ機能やジャイロ機能は使用しないでアニメーションのみ行うということで解決いたしました。こういう「はざま」って恐ろしいですね。

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