工場製造工程管理シュミレーションの検討用インターフェース設計
この案件は大規模工場のIOT化を検討するうえで製造工程のなかでいままで現場の感に頼っていた工程を数値化する目的で設計いたしました。一日の計画に対しての現状の達成率や、いかに余剰部品の生産を抑えるか、また各製造工程でのスタックの具合などを工程に分けて可視化し、工程全体の生産性を一枚の画面で把握できることを目指しました。
要素を検討するうえで、はじめに表示する内容もそうですが、まずは画面のインチ数を決め、入れ込む要素や画面内で切り替える要素を整理いたしました。この案件は請負型ではなく業務委託型で行われ、ある一定の段階でシステムエンジニアの方も交えて実現性や懸念点の洗い出しを行い、バージョンを重ねていきました。
最適な要素を洗い出すことにより数値取得のためのデバイスの選定や導入個数の検討をおこなうこともでき、実際の導入コストの算出を行う上でも役立ったと聞いております。この案件は途中からコロナ渦となり、最後の二ヵ月がオンラインでの対応を余儀なくされたタイミングでしたが上手にソフトランディングすることができました。