交通情報配信システムのインターフェース設計とディレクション

交通情報配信システムのインターフェース設計とディレクション

空港の特定のスペースに表示される電車やバスなどの時刻表や地域の天気情報などを表示するための複数画面サイネージの開発になります。時刻表の取得にはスクレイピングを利用して情報を自社サーバーに集約してそれを適宜クライアントサイドに連携して表示するというしくみで運用しています。

画面のワイヤーフレームやデザインに関しましては、別の部隊が動いてましたので、こちらが担当した範囲は重くはなく、手配されたビジュアルに対してデータを配備した際に収まらない部分を手直しするレベルで済みましたが、本件は画面の設計よりも、情報を集約する手法や保存方法、また複数のAPI連携先との連携方法の調整やそれらのデータを管理するバックエンド側の仕組みの検討とエンジニアの方との連携に8割くらいの工数をかけております。

本来は空港側のサイネージに各画面に応じたURLをこちらから手配して表示いただくのがメンテナンス上も都合がよい方法であったのですが、連携する基幹システムのポリシーで外部アクセスができないということもあり、最終的にはデータをJSON形式で自社サーバーに更新し、それを特定のタイミングで空港側のローカルに同期してもらい、現地で更新する仕組みとなりました。

エンジニアの方が非常に臨機応変に対応していただいたので、自社サーバーの管理コントロールパネルからある程度表示に関しての制御が可能になり、コロナ化での減便・運休に対しての対応や増便等の際にも本体の改修する必要がなく現在でも不備なく運用を続けております。

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